歯周病の3大要素【歯周病菌・不正咬合・免疫力①】
2016年05月19日
歯の健康を損なう大きな要因である歯周病には、歯周病菌に不正咬合、免疫力の低下という三大要素が深く関わっていると考えられています。
一つ目の歯周病菌というのは、そのまま歯周病を引き起こす菌のことを指します。歯周病菌の繁殖が原因で歯周病は発生するため、歯科医院で行う予防治療では菌の抑制のために行動していくことになります。
二つ目の不正咬合は、一つ目の歯周病菌の温床となり、歯周病発生のリスクをあげる存在です。正しい歯並びでも歯周病は発生しますが、隙間があったりゆがんでいたり、正しくない噛み合わせの中では歯や歯肉の消耗も激しく、歯周病菌が活動しやすい状況を作り出してしまうため注意しなければなりません。程度にもよりますが、不正咬合を改善するには歯科医院での治療がほぼ必須です。
最後の免疫力の低下は、歯周病菌に対する防御の問題です。免疫力が高い状態では、歯周病菌が口内にあっても自己防衛の機能が働き、簡単に菌が猛威を奮うことができなくなるのですが、反対に低ければあっさりとその侵攻を許してしまいます。
歯周病菌を排除し、不正咬合を治療し、免疫力を高く保てば歯周病は回避できます。歯科医院での定期健診を行ない、その方法について、かかりつけの医師に相談可能な状況を求めていきましょう。