虫歯にならないためにすべきこと
2018年06月18日
食後のたびにしっかり歯みがきしているのに、なぜか虫歯ができてしまうという人もいます。今回は歯磨きの工夫や、日常的な歯磨き以外にも虫歯にならないためにすべきことをご紹介します。
■正しい歯磨きを効率よくおこないましょう
しっかり歯みがきしているつもりでも方法が間違っていれば、磨き残しが多くなり虫歯ができる要因になってしまいます。
歯ブラシの清掃効果は汚れ全体の約60%程度といわれています。歯と歯の間や歯と歯茎の境目、奥歯の噛み合わせはどうしても磨き残しがちな場所です。デンタルフロス(糸ようじ)や歯間ブラシを併用し、毛先が届きにくい場所もしっかり磨きましょう。
■おやつの選びの工夫を!
口中に糖分が摂り込まれると常在菌が分解し、副産物として「歯垢」をつくります。これが歯の表面にこびりついて溶けたものが虫歯です。本来のおやつの意味は、食事と食事の間を補うものですからおにぎりやバナナなどの軽食でもOK。お菓子を選ぶ時はせんべいやおやつこんぶ、いりこなど糖分の少ないおやつがおすすめです。
■唾液をしっかり分泌させましょう
唾液が少ないと噛んでも消化しきれず、口中や歯に食べかすが残ってしまいます。口中が酸性になり歯が溶けやすい環境になりますので、唾液をたくさん分泌させてお口の中をしっかり洗い流す「自浄作用」を働かせましょう。
唾液は顎を動かすことで分泌します。よく食事の際に「1口30回噛みましょう」といわれるのは、よく噛み顎をしっかり動かすことで唾液をたくさん分泌させる意味もあるのです。
■虫歯予防を受けましょう
歯科医院ではフッ素塗布やシーラント予防などの虫歯予防を行っていることがほとんどです。特に歯磨きを嫌がったり、乳歯から永久歯に交換中の混合歯列期は虫歯になりやすいので虫歯予防を受けることをおすすめします。
■歯科定期検診を活用しましょう
大抵虫歯で歯科医院に来院した時には、すでに痛みを伴う大きな穴になっているケースが多くみられます。虫歯は初期段階では穴も見えづらく、歯と歯の間や歯の裏側など隠れた場所は気づかず進行してしまうこともあります。歯の表層のエナメル質にとどまっている虫歯(C1)は痛みもほとんど感じることが無く自身で気づくのも難しいでしょう。
歯科医院ではお口のチェックや虫歯予防、歯磨きや食事の指導なども相談することができますので、ぜひ定期的に歯科検診を受けましょう!