チョコレートを食べると虫歯になりやすいですか?
2018年05月20日
虫歯になるお菓子代表のように思われがちな「チョコレート」ですが、本当に虫歯になりやすいおやつの代表格なのでしょうか?
チョコレートと虫歯の関係やなりやすさなどを解説します。
■チョコレートは虫歯になるの?
結果から言えば「虫歯になります」。
しかし、食べたからといって必ずしも虫歯になる食べ物というわけではありません。
虫歯といえば「甘いもの」で発生するというイメージから、チョコレートが虫歯の原因のおやつの代表格のような気がしますが、本当に「甘さの強さ=虫歯」なのでしょうか。
■なぜ虫歯はできるのでしょう
チョコレートに含まれる「砂糖」が口内の常在菌の大好物で、糖分の含まれたチョコレートをたべると糖分を分解するために「酸」を産生します。この酸によって歯が溶かされやすい口内環境になりますし、さらに歯磨きを怠ると歯垢が形成されます。歯の表面に歯垢が沈着してしまうと、常に歯が酸にさらされている状態になり溶けるという流れで虫歯が発生してしまうのです。
■チョコレートでも虫歯に「なりやすい・なりにくい」があります!
先にご紹介したように、できるだけお口の中にチョコレートが残らないようにすれば虫歯になるリスクは低くなります。
同じチョコレートでも、板チョコやナッツ入りのチョコ、ウエハースに挟まれているチョコ、スナック菓子をコーティングしているチョコ…とたくさんのチョコレート菓子がありますよね。食べる時に「できるだけお口の中に残りにくいチョコレート」をイメージして選ぶようにしてみてください。何も入っていないプレーンな板チョコが一番お口に残りにくいのがわかりますね。また、最近では代用糖を使ったチョコレートや、糖分控えめのチョコレートなど、虫歯だけでなく健康にも留意した商品もたくさんあります。
■「食べたらダメ」ではなく、口内ケアで虫歯予防!
時折甘いものを食べることはストレス解消やメンタルバランスを整えるともいわれています。虫歯予防のためにチョコレートを控えたとしても、他の飲食物で糖分を摂取すれば虫歯のリスクを避けることはできません。食べられないというストレスを抱えるよりも、選び方の工夫や、食べた後お口に残らないように水分を摂取したり歯磨きをするなどの工夫で虫歯は予防できるのです。