なぜ定期検診が大切なのか
2018年05月25日
一般的に歯科ではよく、「半年に一度は定期検診を受けましょう」と勧めており、当院でも定期的にメンテナンスを受けたい方へ、個々のお口の状態に適した定期的な来院をご提案しています。なぜ歯科では定期検診が大切だと考えるのでしょうか…。
■歯科検診は何のためにあるのか
ひと昔前の歯科医院といえば「虫歯になってから治療に行く場所」でした。
しかし虫歯や歯周病が悪化してから歯科医院に行くのではなく、未然に防いだり初期段階で治療することで痛みや費用面からも負担軽減につながるため、定期的にプロのチェックを受けることが推奨されています。
医科でも人間ドッグがあるように、歯科でも定期的にお口の状況を確認することが大切なのです。
■定期検診を受けることのメリットとは?
・虫歯や歯周病の早期発見・早期治療
初期段階の虫歯や歯周病は見た目ではわかりにくく痛みも出ないことが多いため、自分で気づくことは難しいでしょう。そこで定期的にお口の状態をチェックしてもらっていれば、もしも虫歯や歯周病が見つかったとしても初期段階で治療することができ、悪化して治りにくい状態になる前にケアすることができます。
・歯磨き指導を受けることができる
どんなにしっかりと歯みがきしていても100%の汚れを落とすことは難しく、どうしても磨き残しができてしまいます。また、磨きグゼがあることも多く、自分では気づかないうちに同じ部分に汚れが残ってしまうということもあります。
定期的に歯科医院で歯みがきチェックをしてもらって磨き残しの歯垢や歯石のクリーニングをしてもらうのも虫歯・歯周病予防に繋がります。また歯磨き指導を受けることで、磨きグセの改善や歯磨きのスキルをアップすることもできますよ。
■「歯医者=痛い思いをするところ」ではないのです!
もしも定期検診を受けておらず、虫歯や歯周病に気付かないまま生活していれば、症状はどんどん悪化する可能性があります。症状が進行し、痛みを伴って歯科医院を来院した時点での治療は、痛みを伴ったり麻酔を使うことになったりと、患者様の身体的・精神的な負担は大きくなってしまいます。
痛みのない治療をおこなうためにも、定期的な歯科検診はとても大切な役割を担っており、きっと患者様の歯科へのストレスも軽減してくれることでしょう。