歯医者のセカンドオピニオンとは
2018年06月14日
最近よく聞かれる「セカンドオピニオン」。
かかりつけの医院でなく、別の医院にも症状を診てもらいどのような治療法になるのか確認することは、患者の選択肢を増やすためにも有効的な方法です。
歯科でのセカンドオピニオンは、どんな時にどのように行うのがよいのでしょうか?
■セカンドオピニオンとは?
同じ歯科医師であっても治療に対する考え方や治療法はさまざまです。全く同じ症状であっても医師が違えば治療法や金額の差はよくあることなのです。
より良い治療を求める場合にいくつか受診して、治療法や期間、金額などの意見を求めどの医院で治療してもらうのか選択するのは患者側の自由。セカンドオピニオンのメリットはたくさんあります。
■どんなときにセカンドオピニオンをする?
特に決まりはありません。かかりつけとしている歯科医院での方針や方法に疑問がある場合、他の歯科医院の見解を求め自身が納得する方法で治療を受けます。
特に歯列矯正やインプラントなど高額で自費診療になる場合は医院によって治療法や治療費が異なるためセカンドオピニオンを活用する方が多い傾向にあります。
また保険診療内の治療でも、歯周病や根っこの治療など長期間に渡る治療の場合、治療法に疑問を感じる場合にセカンドオピニオンする方もいらっしゃいます。
■セカンドオピニオンの注意点
歯科医院に納得いかないからとやみくもに何件も受けるのはオススメできません。まず保険診療内の治療の場合は金額の差はあまりないため、他の歯科医院に行って診察を受け直すことで余計に治療費がかかってしまう可能性もあります。
また自分の希望する治療法でなくても「なぜその治療なのか」ということや自身にとって最適な治療であるかどうか、最初の医院でしっかり説明を受け納得するまで相談してみましょう。
■セカンドオピニオンはニュートラルな気持ちで
患者の要望を受け入れてくれる歯科医院は一見とても良い医院のように思いがちですが、医学的に希望の治療でのデメリットから反対している歯科医師の方が判断として正しい場合もあります。それを受け入れることができずに希望を叶えてくれるからと治療を受けたことで予後が悪くなれば、セカンドオピニオンしたことがマイナスに働いてしまいます。
もしもセカンドオピニオンを受けられる場合は、歯科医院や歯科医師に対する先入観を持たずにそれぞれの治療法のメリット・デメリットを比較して決断することをおすすめします。