矯正で食事が困難になるなど、何かの支障は出ますか?
2016年05月19日
歯並びを良くするために歯医者で歯列矯正を行う人が増えていますが、歯列矯正を行うことで様々な支障が起きてくることをあらかじめ理解しておくことが大切です。
一般的に歯列矯正を行うのは矯正専門の歯医者です。その歯医者さんの腕の良し悪しももちろん大きく関係してきますが基本的に矯正のためのワイヤーを歯の一本一本に接着して歯の根っこを少しずつ動かしていくという治療法なので当然痛みが伴います。
矯正治療自体は大抵1ヶ月に1回ぐらい歯医者に通院しながらワイヤーを少しずつ締めていくという調整をする必要があるのですが、その調整をした日から1週間はとても辛いことが多いです。
ワイヤーの微調節をすることで、歯が少し動いてくると歯全体が浮いたようになり少し歯を噛み合わせただけでも大きな痛みが走り固形の食事をとることは困難になります。ですから矯正調整後1週間はスープやヨーグルト、おかゆなどの噛まなくても済む流動食的なもので、この辛い期間をしのがなければなりません。
これをおよそ1年半から2年ほど繰り返していくことになります。ただ歯の矯正が進んでくると、歯列がきれいに並んできているのであまり大きな歯の動きは無くなるので、最終治療に近くなればなるほど調整後の痛みは少なくかつ短期間になってきます。
矯正歯科でこういった悩みについて相談すれば、痛み止めの処方などもしてくれますのでアドバイスをもらうのも良いでしょう。