妊娠の可能性がある場合でも矯正治療出来ますか?
2016年05月19日
妊娠の可能性がある時でも、妊娠中であっても歯科医院での矯正治療は行えます。
ただし治療に伴うリスクは否が応にも高くなるため、たかが矯正と思わず気を引き締めて当たらなくてはなりません。
妊娠中、母体はとてもデリケートな状態にあります。そのため矯正自体禁じられているわけではないものの、母親と赤ちゃんの安全と健康を守るべく、抜歯やレントゲン、投薬といった治療に関わる手段は、可能な限り行わないようにしたいというのが多くの歯科医院の方針となります。よってよりスムーズな矯正をと考えるなら、出来るだけ早い段階で治療を開始しておくことが求められるでしょう。
また赤ちゃんの存在によって母親の生活スタイルが崩れると、虫歯や歯周病などの歯の病気にかかりやすくなるという考え方もあり、それを踏まえた上での注意が必要です。首尾よく矯正が行えた後もそれで満足せず、歯科医院での指導に従い、歯磨きや矯正器具のメンテナンスをこまめにし、口内を清潔に保って良い形で矯正を行えるように努めなければなりません。
通院の問題もありますので、妊娠の可能性がある時は隠さずに医師に相談し、その判断を仰ぎましょう。歯のエキスパートが最も良い形での矯正治療を提案してくれるはずです。