インプラントのメリット、デメリット
2023年11月11日
石川県金沢市の歯医者、金澤むさし総合歯科・矯正歯科クリニックの院長 木谷和成です。
今回は、「インプラントのメリット、デメリット」について、わかりやすくお話をしていきたいと思います。
【目次】
1.インプラントとは?
2.インプラントのメリット
3.インプラントのデメリット
4.インプラント治療の流れ
5.インプラントの適応とは?
6.まとめ
1.インプラントとは?
インプラント治療について説明致します。
まずインプラントとは、失った歯を補うために顎の骨に直接埋め込む人工の歯根のことを指します。
インプラントの治療を行うと自分の歯のように噛むことができ、見た目も自然です。
しかし、その施術にはメリットとデメリットがあります。
2.インプラントのメリット
次にインプラントのメリットについて説明して参ります。
①長期的な耐久性
インプラントは高い耐久性を持っており、適切なケアをすれば一生持続することもあります。
これは他の歯科治療法と比較して顕著な利点であると言えます。
②自然な見た目と機能
インプラントは自分の歯と見分けがつかないほど自然な外観をしており、機能も自分の歯と変わりません。
噛む力も自然な歯に近く、食事や会話に支障をきたしません。
③健康な歯を守る
ブリッジのように隣接する健康な歯を削る必要がないため、残っている自分の歯を保護することができます。
④骨の健康を保つ
歯を失うと、その部分の顎の骨は徐々に吸収されてしまいます。
インプラントは顎の骨に直接取り付けられるため、骨の吸収を防ぎ顎の健康を保つことができます。
3.インプラントのデメリット
またメリットだけでなく、デメリットについても説明致します。
①初期費用が高い
インプラントは他の治療法に比べて初期費用が高額になります。
ただし、長期的に見れば、その耐久性からコストパフォーマンスは良いとも言えます。
②手術が必要
インプラントの施術には外科手術が必要です。
そのため、手術に伴うリスクや恐怖を感じる方もいらっしゃるかもしれません。
③治療期間が長い
インプラントは手術後に骨と結合するまでに数ヶ月を要します。
その後に最終的な補綴物を装着するまでの全治療期間は数ヶ月から1年以上かかる場合があります。
④合併症のリスク
インプラント手術には、感染症や神経損傷などのリスクがあります。
これらはまれですが、患者さんの健康状態や施術を行うクリニックの技術によって変わります。
4.インプラント治療の流れ
インプラント治療は診断と計画から始まります。
適切な位置にインプラントを埋め込み、骨との結合を待ちます。
その後、上部構造を取り付けることで治療は完了します。
5.インプラントの適応とは?
インプラント治療は全ての人に適しているわけではありません。
健康な顎の骨が必要であり、喫煙や糖尿病などの全身疾患がある場合、成功率が下がることがあります。
6.まとめ
インプラントは機能的にも審美的にも優れているという大きなメリットはありますが、
同時に高額な治療費、手術の必要性、長い治療期間、合併症のリスクなど、デメリットもあります。
ご自身にとって最適な治療法を選ぶには、これらの情報を踏まえた上で歯科医師と相談することが大切です。
当院では、インプラント治療を実施しており、
患者様一人ひとりに合わせた治療計画を提案しています。
お気軽にご相談ください。