インビザラインのデメリット、リスクについて
2023年10月28日
石川県金沢市の歯医者、金澤むさし総合歯科・矯正歯科クリニックの院長 木谷和成です。
今回は、「インビザラインのデメリット、リスクについて」お話をしていきます。
【目次】
1.インビザラインとは?
2.インビザラインのデメリット
3.インビザラインのリスク
4.まとめ
1.インビザラインとは?
インビザラインは、透明なプラスチック製のマウスピースを使用して、
歯を矯正する治療法です。従来の金属製の矯正装置とは異なり、目立たないのが最大の特徴です。
ただ昨今インビザライン治療をしたものの、歯並びが治らない、
上手く治療されない、というご相談を受けることが非常に多くなっています。
今回はそんなインプラント治療のリスクやデメリットについて詳しく解説していきたいと思います。
- インビザラインのデメリット
インビザラインは透明なマウスピースを使う為、目立たないという利点があります。
しかし、インビザラインに全くデメリットがないわけではありません。
以下にインビザラインのデメリットを挙げていきます。
①コスト:インビザラインの治療は、従来のマウスピース治療に比べると高額になることが多いです。
これは独自の技術や材料、途中でのマウスピースの交換頻度などが影響しています。
②装着時間:インビザラインは、効果を最大限に得るためには1日のうち20-22時間は装着する必要があります。これは一見すると取り外し可能な利点があるものの、日常の中で指定された時間をきちんと守ることが求められます。
③食事の制限:マウスピースを装着中は飲食ができないため、食事の度に取り外し、
食後は歯を磨いてから再度装着する必要があります。
これが日常の中で面倒に感じる方もいらっしゃいます。
④治療の制限:インビザラインで対応できる矯正範囲には制限があり、
非常に複雑な歯の状態や重度の咬み合わせの不調整には向いていない場合があります。
⑤一時的な発音の変化:新しいマウスピースを装着した際、一時的に舌の動きが変わることから、
発音に違和感を感じることがある方もいます。
⑥定期的な通院:マウスピースの交換や治療の進行状況の確認のため、
定期的に歯科医院への通院が必要です。
3.インビザラインのリスク
インビザラインの治療を正しく行わなかった場合、インビザライン治療にはリスクがあります。
特に大きなリスクは治療期間の延長です。
マウスピースの装着時間が十分でない場合、治療期間が予想以上に長くなることがあります。
最悪の場合、インビザライン治療では治らず、新たにワイヤー治療にて
矯正治療を行うことが必要になるケースも少なくありません。
また、歯並びの状況によってはそもそもインビザラインでは治せない場合もあります。
インビザライン治療を行う際には、歯科医師と良くご相談頂くことをお勧め致します。
4.まとめ
インビザラインは、その透明性や取り外し可能な特性により多くの方から支持されていますが、
上記のデメリットやリスクがあります。
それらデメリット、リスクについて考慮し、歯科医師と相談をしながら
貴方の歯や歯並びに最適な矯正方法を選択することが重要です。
当院では検査等にて口腔内状況を確認した上で、しっかりとカウンセリングをし、
矯正方法をご提案致しております。
ぜひ後悔のない矯正治療のためにも、矯正治療をお考えの際にはお気軽に当院までご相談くださいませ。