ラミネートべニアとはどんな治療なのか
2016年10月03日
ラミネートべニアは「ラミネート」と「べニア」という二つの言葉を組み合わせたものです。
ラミネートは「プラスチック・フィルム・アルミ箔・紙などを重ね合わせて張り合わせること」、
べニアはベニヤ板のベニヤと同じで「木材を薄い板にしたもの」。
ラミネートベニアは、歯の表面をごく薄く削って、
薄いシェルを歯科用の接着剤で貼り付ける治療法です。
歯の色を白く見せるためによく施される治療法で、
その他、歯の形、大きさ、歯並び、歯のすきまを改善する時にも使われます。
ラミネートべニアは歯を削る量が少ないため、
審美歯科の治療として利用されてきましたが、剝がれやすいという欠点があり、
再び装着するためにはまた歯を削ることになり、
結果的には歯へのダメージが大きくなってしまうのです。
そのため、審美歯科でもセラミックを被せる治療をすすめられることがあります。
セラミックは自然の歯の色に近い色調で仕上げることができますし、
強度もあります。
セラミックを使った審美歯科治療の問題点は、
ラミネートべニアと比べると治療に時間がかかること。
また費用もラミネートべニアよりセラミックの方が高くなります。
一度削った歯は元に戻りませんので、
歯科医とよく相談して適切な治療法を選びたいものです。