セラミックは変色するのか
2016年09月26日
前歯に被せものをしなければいけなくなった時、
歯科医院でセラミックでの治療をすすめられることがあります。
銀歯はもちろん見た目に抵抗がありますし、
プラスチックは年月とともに黄色く変色するのでやはり抵抗があります。
ですが、セラミックは保険での治療ができないため、自費負担となります。
高い費用をかけてセラミックを被せても、将来変色することはないのでしょうか。
セラミックは食器などに使われている陶材です。
プラスチックと違って水分を吸収しないため、変色の心配はありません。
また、本来の歯の色に最も近い色調と透過性を再現できる素材で強度もあるので、
治療後も自然な色合いの歯が末永く保たれることになります。
セラミックの欠点は、硬すぎて他の歯を傷つけてしまう恐れがあること。
そのため、セラミックを被せる治療を行う時は、
慎重に噛み合わせをチェックする必要があります。
現在では前から4番目、5番目の歯までは、ハイブリットセラミッククラウンという素材での
治療が保険適用となっています。
ハイブリットセラミッククラウンはセラミックにプラスチックを混ぜたもので、
硬度はセラミックより低めです。
数年たつと変色してはきますが、きちんとケアすればある程度防げます。
治療の選択肢として考えてみるのもよいでしょう。